
「クルーズに行きたいけれど、船酔いが心配…」
そんな不安を抱えている方も多いのではないでしょうか? 特に初めてクルーズ旅行に出かける方や、過去に乗り物酔いを経験したことがある方は、船の揺れに対して敏感かもしれません。



しっかりとした対策を取ることで船酔いは十分に防ぐことができます。
本記事では、✅ 船酔いの原因 ✅ 効果的な予防策 ✅ 船酔いしたときの対処法 、そして✅ 船旅経験者の体験談を詳しく解説します!



クルーズ歴25年の私が、あなたの不安を安心に変えます。
初めてのクルーズも、経験豊富な方も、安心して最高の船旅をお楽しみください。
なぜ船酔いするのか?
船酔いは「動揺病(どうようびょう)」と呼ばれるもので、 乗り物の揺れに対して体のバランス感覚が混乱することが原因です。
船酔いは、船の揺れによって引き起こされる不快な症状です。そのメカニズムは複雑で、まだ完全には解明されていませんが、主に以下の要因が関与していると考えられています。
1. 三半規管と視覚情報の不一致
- 人間の耳の奥には「三半規管」と呼ばれる平衡感覚を司る器官があります。
- 船が揺れると、三半規管は体の傾きや動きを感知し、脳に情報を伝えます。
- しかし、船室内にいる場合、視覚的には体が静止しているように感じることがあります。
- この三半規管と視覚情報の不一致が、脳の混乱を引き起こし、船酔いの原因となると考えられています。
2. 自律神経の乱れ
- 脳の混乱は、自律神経の乱れを引き起こします。
- 自律神経は、体の様々な機能をコントロールしており、その乱れは吐き気、嘔吐、めまいなどの症状を引き起こします。
- 特に、副交感神経が優位になると、吐き気や嘔吐が起こりやすくなります。
3. 遠くの台風によるゆっくりとした揺れ
実は、遠くの台風の影響で発生する“緩やかに揺れる波”が苦手という方も多いです。 ゆっくりとした大きな揺れは、 脳が揺れを認識しにくく、気づかないうちに酔いやすくなることがあります。



私もまさか酔うなんて…!と思っていたんです。でも、台風の影響で少し揺れた時、ふわっと酔いを感じてしまって…。
そんな時、思い切ってデッキのジャグジーへ!温かいお湯に浸かりながら、遠くの景色をゆっくり眺めていたら、不思議と落ち着いてきました。
思い切って外に出て、遠くを見るのもおすすめですよ。揺れを”感じない”ように意識をそらすのがコツかもしれません。


4. その他要因
- 体調: 疲労、睡眠不足、空腹、満腹などは、船酔いを引き起こしやすくします。
- 心理的要因: 不安や緊張も、船酔いを悪化させることがあります。
- 臭い: 船内の不快な臭い(燃料、食べ物など)も、吐き気を催すことがあります。
- 遺伝的要因: 船酔いしやすい体質も存在します。
5. 船酔いの症状
- 吐き気
- 嘔吐
- めまい
- 頭痛
- 冷や汗
- 顔面蒼白
- 倦怠感
船酔いは、個人差が大きく、同じ人でもその日の体調や環境によって症状の程度が異なります。
船酔いを防ぐための具体的な対策
1. 事前に酔い止め薬を服用する
船に乗る前に、酔い止め薬を飲んでおくことで、 船酔いのリスクを大幅に減らすことができます。
船内では、レセプション(受付)で有料で購入することができますが、海外製の場合が多いので、乗船前にご用意いただくことをおすすめします。
おすすめの酔い止め薬:
- アネロン「ニスキャップ」(長時間効果が持続する)
- トラベルミン(即効性があり眠くなりにくい)
- センパア(子供でも服用可能)
ご心配な方は、乗船の30分前には服用しておきましょう。






2. 揺れにくい部屋を選ぶ
船の中で酔いにくい場所を選ぶことも重要です。
🌊 低層階で中央に近い部屋を選ぶ
船の前方や後方よりも中央部分のほうが揺れが少なく、 また高層階よりも低層階のほうが揺れの影響を受けにくいです。
3. 遠くの景色を見る
視覚と三半規管のバランスを取るために、 船の外の遠くの景色や水平線を眺めるのが効果的です。
本やスマホを長時間見ていると、 視覚と体の感覚のズレが生じやすく、船酔いの原因になります。
4. こまめに新鮮な空気を吸う
船内の空気がこもっていると、 気分が悪くなることがあるので、 デッキに出て新鮮な空気を吸うと良いでしょう。
5. 食べ過ぎ・飲みすぎを控える
6. 体の締めつけをゆるめる
船酔いで気持ち悪くなると、無意識のうちに体が緊張し、服やベルトをきつく締め付けてしまうことがあります。しかし、これがさらに症状を悪化させる原因になることも…。
- なぜ締め付けがNG?
- 締め付けによって血行が悪くなり、吐き気やめまいが増幅されることがあります。
- 特にお腹周りの締め付けは、胃腸の不快感を増し、吐き気を催しやすくなります。
- 締め付けによって血行が悪くなり、吐き気やめまいが増幅されることがあります。
- どうすればいい?
- まずは、ベルトやボタンを緩め、体を解放しましょう。
- ネクタイやスカーフなど、首周りの締め付けも忘れずに。
- ゆったりとした服装に着替えるのもおすすめです。
- まずは、ベルトやボタンを緩め、体を解放しましょう。
体を締め付けから解放することで、リラックス効果も期待できます。深呼吸をして、心身ともにリラックスするよう心がけましょう。
7. 体を横にして休む
どうしても気分が悪くなったら、無理せず横になり、目を閉じて休みましょう。
- なぜ横になるのがいい?
- 横になることで、三半規管への刺激を最小限に抑え、平衡感覚の乱れを軽減できます。
- 目を閉じることで、視覚情報からの刺激も遮断し、脳の混乱を鎮めます。
- 楽な体勢で横になり、深呼吸をすることで、自律神経のバランスを整え、吐き気やめまいを和らげることができます。
- 横になることで、三半規管への刺激を最小限に抑え、平衡感覚の乱れを軽減できます。
- おすすめの体勢
- 横向きになり、膝を軽く曲げると楽な体勢を保てます。
- 可能であれば、頭を少し高くすると、吐き気を抑えやすくなります。
- 横向きになり、膝を軽く曲げると楽な体勢を保てます。
- さらに効果を高めるには?
- 静かで涼しい場所で休みましょう。
- アロマオイル(ペパーミントやラベンダーなど)を焚くと、リラックス効果が高まります。
- 可能であれば、氷枕や冷たいタオルで首元や額を冷やすと、気分が落ち着きます。
- 静かで涼しい場所で休みましょう。
そのまましばらく眠って、つらい気持ちを忘れてしまうのも有効です。
船酔いしたときの対処法
船酔いになってしまった場合は、 焦らずに以下の方法を試してください。
✅ すぐに横になって目を閉じる
✅ ゆっくり深呼吸をする
✅ 新鮮な空気を吸う
✅ こめかみや手のツボを押す(*内関のツボが効果的)
✅ 酔い止めを追加で服用する(用量を守る)
*内関(ないかん)は、前腕部の内側にある重要なツボの一つです。手首のシワから指3本分上がった部分の、2本の腱の間に位置しています。このツボは手の厥陰心包経(けついんしんぽうけい)に属し、東洋医学において心と胃の調和を整める重要なポイントとされています。




内関の主な効果は以下の通りです:
- 消化器系の症状改善:吐き気、乗り物酔い、胃の不快感などを和らげます。
- 精神面のケア:不眠やストレスによる精神的な不調を改善し、リラックス効果があります。
- 自律神経の調整:現代社会を生きる私たちにとって重要な役割を果たします。
- 胸の痛みや圧迫感の緩和
現代医学の研究においても、内関への刺激が消化器系の不調や自律神経系の安定化に効果があることが確認されています。特に、乗り物酔いや術後の吐き気に対する効果については、複数の研究でその有効性が報告されています。
それでもつらい時は…
上記の方法を試しても症状が改善しない場合は、無理せず船内の医務室やスタッフに相談しましょう。
扇風機で部屋の中に風の流れを作ったり、顔に風をあててみるのも良い方法です。
今回は、私がクルーズ旅行中に実践している、洗濯物を早く乾かす裏技と、おすすめグッズをご紹介します。


体験談:クルーズ船で酔いに苦しんだけれど…
🚢 「初めてのクルーズで大失敗!」(50代・女性)
初めてのクルーズで「まあ大丈夫だろう」と油断し、 酔い止めを持たずに乗船。
ダイヤモンド・プリンセスが大桟橋を出航してすぐに大きな揺れが発生し、
気持ち悪さでレストランの食事も楽しめず…。
次回からは事前に酔い止めを飲み、 低層階の部屋を選ぶようにしました!
🚢 「台風の影響で予想外の揺れ…」(60代・男性)
MSCベリッシマで沖縄に向かっているとき、遠くの台風の影響で、船がゆっくりと大きく揺れる状態に。
普段は酔わないのに、この揺れは本当にダメでした。
デッキで水平線を見ながら過ごし、 酔い止めを追加で飲んだことで、 何とか落ち着きました。


まとめ
船酔いが心配な方も、 しっかりと対策をすればクルーズ旅行を楽しめます。
🚢 事前に酔い止めを服用する
🚢 揺れにくい部屋を選ぶ
🚢 遠くの景色を眺める
🚢 寝不足・食べ過ぎ・飲み過ぎに注意する
🚢 酔ったら横になって休む
これらの対策をしっかりと行い、 快適なクルーズライフを満喫しましょう!
クルーズ旅を楽しむために!
船酔いは、誰にでも起こりうるもの。万が一、船酔いになってしまっても、焦らず、今回ご紹介した対策を試してみてください。そして、何よりも、無理をせず、ご自身のペースでクルーズ旅行を楽しんでくださいね。
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・船酔いが心配な方へ:快適な船旅のための対策はこちらから
・船内でのコミュニケーション:英会話が不安な方もご安心ください。詳しくはこちら
・クルーズの持ち物リストで準備万端!:持ち物リストはこちらでチェック
・クルーズ旅をより快適に:体力づくりのヒントはこちら
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